Step4: 収穫
充分に子実体が成長し、なおかつ、子実体が胞子を噴出させる前に収穫作業を行います。植菌をしてからおおよそ2ヶ月が経過しています。冬虫夏草菌が全体に感染しているため、培地の部分も可食部となります。
収穫された冬虫夏草は、冷凍蛹の培地の場合はそのまま、乾燥蛹の培地はいくつかのブロックに切り分けられてから乾燥工程へと入ります。
乾燥効率を上げる目的で乾燥蛹の培地は切り分けられます。しかし、それ以外に、培地内部などでごく一部残存することのある未増殖培地を見つけ出し、削り取ることで品質を高く維持するための一手間でもあります。
乾燥された培地培養の冬虫夏草は提携する製薬会社へ送り出され、粉砕、滅菌の後、安全性の検査を受けて製品化されます。