Step4: 接種
切開されて取り出された蛹に、冬虫夏草菌を接種していきます。
蚕が繭を作り始めてから蛾へと羽化するまでの期間は約二週間、さらに蛹である期間となるとほんの一週間となります。一つの地域の一つの蚕期(蚕を育てる時期)からは40~50万粒の生繭を仕入れます。この大量の生繭から取り出された蛹が、蛹の状態のうちに冬虫夏草菌を接種しなくてはなりません。
一般に冬虫夏草菌は経皮感染も可能とされていますが、感染を確実なものとするために、当社では蛹一つ一つに冬虫夏草菌を注射器で接種します。
接種に用いる冬虫夏草菌は製品の均質さを保つために、1年に最低1回以上、国の研究機関から種菌を購入し、純粋培養を経て用意されます。